人に嫌われることを恐れない

人間関係でつまづいた経験がまったくない、という人はこの世にいないのではないでしょうか。

 

人は生まれてすぐ、親やきょうだい、自分を世話してくれる人との関係が始まります。そして、遅くとも小学校に上がれば、学校という場所で家族以外との人間関係が生まれ、楽しいことも嫌なことも含めさまざまな経験をしながら、人との付き合い方を学んでいきます。

 

学校を出て社会人になってからも、人間関係の勉強は続きます。きっと、生きていく限りは一生続いていくのでしょう。

 

 

人間関係のなかで傷ついたり、嫌な経験をたくさん重ねてしまうと、「誰にも嫌われたくない」という思いにとらわれてしまいがちです。人に嫌われることを極端に恐れてしまうのです。

 

でも、誰にも嫌われたくない、と思ってしまうと、つい相手の顔色をうかがってしまったり、相手の期待に沿うように行動してしまい、その結果、自分らしく自由に行動することができなくなり、苦しくなってしまいます。そして、そのことが原因で人間関係がうまくいかなくなることもあるのです。

 

 

周りに10人いたら、10人全員が自分を嫌っているということはまずありません。また、10人全員が自分を100%好きであるということもありません。たとえどんなに人気のあるアイドルであっても、世の中の人全員が彼らを好きな訳ではないし、どんなに好かれようと頑張っても全員に好かれるのは無理なんです。

 

あなた自身も、周りの人全員を好きなわけではないですよね。好きな人、嫌いな人(苦手な人)、どちらでもない人がいるのではないでしょうか?仮に嫌いな人がいないとしても、周りの人全員を100%好きというわけではないでしょう。それができるのは神様くらいだと思います。(笑)

 

実際のところ、ありのままの自分でも好きになってくれる人はなってくれるし、どんなに努力をしても自分を好きになってくれない人はいます。そう考えたら、他人に好かれるように努力するのは馬鹿らしくなってきませんか?

 

 

他人に好かれるように努力するのではなく、自分自身が他人の良い部分を探して好きになる努力をしたほうが絶対に幸せになれますよ。(^^) 前者は人に嫌われたくないという「怖れ」が前提ですが、後者は相手の良い部分を見て受け入れようという「愛」が前提だからです。それに、誰だって自分を評価してくれたり、好意を持ってくれる人のことはなかなか嫌いになれないものです。

 

他人の良いところを探していると、自然と自分の良いところにも気づくようになります。また、自分の良い部分を探す習慣をつけると、他人の良い部分も見えるようになってきます。そうなると人間関係が改善するだけでなく、人生がよい方向に向かっていきますよ。

 

他人と自分の良いところ探し、ぜひやってみてくださいね