先日、大手広告代理店の新入社員だった女性の自殺が「過労死」と認定された、という報道がありました。人生はこれからという時に、痛ましい限りです。
女性が亡くなったのは昨年末のことですが、亡くなる前にツイッターで辛い勤務状況などを吐露したり、家族にも死にたいと伝えていたとのこと。SOSは出していたはずなのに、自殺を防ぐことができなかったのは本当に残念です。
こうした自殺を防ぐためには、やはり各企業がメンタルヘルスについて十分な知識を持ち、社員のメンタルヘルスケアに取り組むことが必要になります。
そして何より、私たち自身が日頃からメンタルヘルスや心の病気について知識を深め、自分自身のケアをすることが大切です。最終的に自分を守れるのは、やはり自分しかいないですから。。
残業で帰りが遅い日々が続いたり、一人で仕事を抱えて頑張りすぎてしまったり、人はストレスが続くと体調を崩したり、うつ状態になってしまうことがあります。眠れない、朝早くに目覚めてしまう、食欲がない、意欲が湧かない、など心身の不調に気づいたら、まずは上司に症状を伝えて、労働環境の改善について相談してみましょう。また、このような症状が2週間以上続くようであれば、早めに精神科や心療内科を受診することをお勧めします。
何よりも大切なのは自分の命であり、健康です。会社のため、仕事のために命を失うことは絶対にあってはならない、と思います。
自分の健康を守るためには、普段から自分のこころと身体の声を聴いてあげることが大切です。疲れているなと感じたら、しっかりケアしてあげましょう。そして、周りに辛そうな人がいたら声をかけてあげてくださいね。
職場のメンタルヘルスについて詳しく知りたい方は、以下のサイトをご参照ください。 ストレスセルフチェックもできます。
こちらはうつ病に関するサイトです。うつ病の症状のセルフチェックができます。